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ご主人様=ドSせんせい
第44章 愛奴☆琉亜の本質
「なんだ?お前も未来と一緒で、オヤジに言われてきたのか?」
「違うよ。私がパパに頼んで来たんだよ。」
「パパね…。そのパパから何か聞いて来たんじゃないのか?」
「違うよ。何?何か面白い事でもあるの?」
「…いや。知らないならそれでいい。」
知らないなら…?
なんだ?それ?
明らかに、何かを隠している。
この学園でこの男は何かをしていて、隠している。
さっき教室で見た慌てた女の顔を思い出す。
確か、神田愛音とか言ったっけ。
彼女と何かあるには違いないだろうけど…。
「私、お兄ちゃんの性癖知ってるんだよ。パパと一緒なんでしょ?」
「だから、なんだ?」
「私をお兄ちゃんのペットにして。」
実際、星夜がSっ気があるのかなんて知らなかった。
ただ、私がそんな事を言ったらどうするんだろう?と興味が湧いただけの私の言葉。
星夜の次の言葉が、楽しみで仕方がなかった。
この男は、何て返してくるんだろうか?
どうせ、私が自分の父親の性奴隷である事も知ってるんだろう。
父親と同じように、愛もなく女をオモチャのように扱っているんだろうに。
私は心の中で皮肉たっぷりに笑っていた。