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ご主人様=ドSせんせい
第45章 調教☆誠&琉亜
私の緊張が増していく。
耳を澄まして周りの音を必死に探る。
緊張で額から冷や汗がたれていく。
ピーンと張りつめた空気の中をヒューンと空気を切るような音が突然聞こえた。
ビクッ!
私の体が強張った瞬間、それが何の音だったかをすぐに確認する事ができた。
「…っ!!」
左腿に一瞬、切れるような強烈な痛みが走る。
そこが熱を帯びて、ジンジンと痺れ始めるとすぐに、次の二発目が、容赦なく私の右腿に打ち付けられた。
そう、ご主人様が鞭を使っていらっしゃるのだ。
この痛みからすると、バラ鞭ではない鞭。
バラ鞭だと音は激しいものの痛みは拡散されて、まだ耐えられる痛みなのだが、今日のは激しく痛みを伴う。
ただひたすら、堪えるしかない…。
覚悟を決めて次の一発を待つ。
先程うたれた両腿の痺れは、熱を持って広がっていく。
まだ足ならいいのだけど…。
これからの事を考えて、私の体に更に緊張が走っていった。