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ご主人様=ドSせんせい
第46章 観察☆ペットとご主人様の学園生活
キーンコーンカーンコーン〜♪
チャイムが鳴ると、教室のドアが開き星夜が入ってきた。
ピシッとネクタイを締めたスーツ姿に黒ぶち眼鏡をして、長い髪は後ろに結わいている。
「では、今日の授業を始めましょう!」
プライベートの星夜とは、全く別人の先生の顔。
私と話す時と、愛音と話す時とは、また違う顔。
この人は何通りの顔を持っているんだろうか…?
前列にいる女生徒達は、星夜に夢中で、ちゃんと授業を聞いているのか、謎なくらいだ。
そして、私の隣りに座る愛音も他の女生徒と変わらない憧れの眼差しで星夜を見ている。
自分の男なのに、なんでそんな眼差しで彼を見ているのか、私にはサッパリわからない。
プライベートでも、散々見てるだろうに、変なの…。
普通なら、見飽きてるだろうに。
星夜と愛音の関係って、どんななのかしら…?
興味深いわっ。
そう思いながら、授業を受けていると、突然星夜に名前を呼ばれた。