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ご主人様=ドSせんせい
第2章 出逢い☆音楽室の光景
「……んだ!」
「…んだあいね!」
「神田愛音!」
「えっ?はいっ!!」
大きな声で名前を呼ばれて、思わず立ち上がって返事をした。
見ると数学の先生が恐い顔でこちらを見ていた。
「何度も名前を呼んだんだけどね。ちゃんと、授業を聞きなさい!」
「すみませんでした…。」
先生に謝り席に着く。
教科書を見る振りをしながらまた、私は音楽室を見る
そこにもう、その人の姿はなかった。
あんなに綺麗なピアノの音色は聞いた事がない。
どんな人が弾いていたのだろう。
あの人の事がもっと知りたい。
数学が終わり休み時間になると、私は急いで音楽室に向かっていた。