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ご主人様=ドSせんせい
第47章 罠?☆クリスマスパーティー
「学校での先生も好きだけど、プライベートな意地悪な先生の方が、やっぱり好き…。」
私が言うと、先生が私をギュッと抱き締めた。
「そう言うと思った。」
そう言った先生の声は、何だかとっても嬉しそうだった。
伝わる先生の温もりは、やっぱり安心できる。
たまにしか感じる事の出来ない、先生からする煙草の香りに包まれて、何だかすごく優越感を感じていた。
皆の知らない先生の顔。
私だけが見れる先生の顔。
それを独り占めできる贅沢。
先生にあの日逢えて、先生に告白して良かった。
先生の腕の中で、私はそんな事を感じていた。
先生の腕が緩んで、体が離れると、先生が優しく微笑んで、ハンドルを握る。
「さぁ、パーティーに行く前に、愛音をお姫様にしにいくぞ。」
「えっ?」
「こんな格好では、参加出来ないからな。」
どこに行くのかは、わからないけど、先生となら本当にお姫様になれるような気がした。
着いた先は、オシャレな美容院。
不思議そうに先生を見ると
「今日は出来るだけ、大人な女にしてもらおうな。」
そう言って、私の手をとり美容院へと二人入って行った。