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第48章 決意☆ﾊﾟｰﾃｨｰとは？

玄関に着いた私達に、先程までのﾏｯﾀﾘした空気は全くなかった。

ｷﾘｯと表情を引き締めて、姿勢を正した先生が、ｲﾝﾀｰﾌｫﾝを鳴らした。

しばらくして玄関のﾄﾞｱが開いて、中から綺麗なﾄﾞﾚｽを着た琉亜さんが、姿を見せた。


｢ようこそ、お父様がお待ちです。ご案内しますね。｣

｢ありがとう。｣


普段制服で会う彼女とは違い、今日はとても大人っぽい琉亜さんを見て、不安になってしまった。

やっぱり綺麗な人は、何を着ても綺麗。

私なんて、お洒落しても琉亜さんには、全然敵わないや…。

そもそも、琉亜さんと張り合おうとする事じたいが間違っているんだけどね…。

ふと、先生を見るとそんな琉亜さんには、全く興味がない様子で、相変わらず険しい顔をしていた。

そうだよね。

今日は先生のお父様に、認めてもらいたくて、ここへ来たんだもん。

頑張らなくちゃ…。