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ご主人様=ドSせんせい
第8章 罠☆キスマークの相手
本当にどうしたのだろう?
先生の時はいつも、真面目でキチッとしてる先生。
今授業をしている先生は、プライベートの時と同じような先生。
学校での先生の顔ではなかった。
そう先生ではなく、1人の男の時の顔。
何で?何で先生は、今日皆にその顔を見せているの?
何だか嫌な胸騒ぎがする。
黒板に授業の内容を書いている先生の後ろ姿を見ながら、私は不安を感じていた。
「ちょっと失礼。」
そう言って先生が、ポケットから髪を束ねるゴムを出して、髪を緩く後ろに縛る。
すると、前列の女子がキャーキャー騒ぎだした。
その声に驚いた先生が
「何ですか?どうしましたか?」
と、こちらを振り返った。