この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
TORTURE −対女性拷問者−
第11章 裁き
「否定はしない」
再び鋭い一撃が飛ぶ
「……ケホッ」
口の中が切れ、唇の端から真っ赤な血が伝った
「貴様はまた…っ……私から大切なものを奪うのか!」
その時、長の目に男の露になった胸にうっすらと血が滲んでいるのが映った
「もう少し待てば……殺せていたのか……っ」
その傷を憎らしげに撫でる
「もう貴様には一切の自由を与えん。
昔のように鎖に繋ぎ、狂い死ぬまであの部屋に閉じ込めてやる」
貴様はもう“トーチャー”でもない
冷たく暗い地下で、ただ朽ちてゆけ−−−