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TORTURE −対女性拷問者−
第14章 番外編 箱入り娘の花嫁修業



「綺梨さん……これは一体……」



鍋の中、黒焦げになった物体を先生は見つめる



「白米……だったんですが……」



綺梨もその化学変化には戸惑うばかりだった



「いーんですよ先生! 綺梨は一生食べる専門なんだから!」

「とは言ってもねぇ……」



調理実習の度に未知の物体を作り出す綺梨

それはもはやこのクラスの名物になっていた



「まぁ、あなたはちょっと料理しない方が人類のためかもしれないわねぇ」



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「って、家庭科の先生まで」

「そうか。で、そこまで言われてお前は何を始める気だ?」



やる気満々でエプロンを締め台所に立つ綺梨に麗夜は尋ねた



「だって食べる専門て言われて悔しかったんだもの。城の調理室には入れてもらえなかったし」



綺梨はフライパンとキャベツ等の材料を用意しながら答える



「今日は野菜炒めに挑戦よ」




お玉を向けながら格好つける彼女に麗夜は苦笑した



「それで炒める気か」



クックッと可笑しそうに笑うと、お玉を取り上げ菜箸に持ちかえさせる



「ハジメテの奴には難しいんじゃあないか?」



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