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TORTURE −対女性拷問者−
第3章 聖処女
「この世の中は汚れている。綺麗でいたいというのなら、まず俺のような人間と関わらないことだ」
見下したような嗤い−−−
遂に綺梨の怒りが爆発した
「ええ! 二度と関わるものですか!
人をいたぶって楽しむ悪魔なんかと!」
言ってしまってから、綺梨はしまったと思った
「悪魔?」
“殺される……!”
「グルル……!」
場の雰囲気を感じ取ったのか、ケンもトーチャーに牙を剥く
クッ…
クックックッ……
だが、彼は愉し気に嗤っていた
「そんなセリフは聞き飽きたよ、お姫様。
俺を罵りたければもっと独創的な言葉を考えるんだな」
男は身を翻すと、地下の階段へ、自分の巣へと帰ってゆく−−−
悪魔のような高笑いを響かせながら−−−