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TORTURE −対女性拷問者−
第3章 聖処女
「無理…無理……無理……」
トーチャーは少しずつ腰を前に進める
満足な愛撫も与えられていない其処は、勿論濡れているはずもなく−−−
ブッ
「ひぎぃぃぃぃ!」
彼の先端が少し入っただけで、激しい痛みが襲う
プッ
「あぁぁぁあ゛……いいます…全部言うから……赦してえ゛ぇぇぇ!」
こうして拷問者は、今日もその使命を全うする−−−
「ワフン!」
その夜、綺梨はまたトーチャーの元を訪ねていた
「あの子、自白したわ」
その言葉には、非難の意も含まれていた
「そうか、良かったな。お前の望み通りになって」
「良くないわ! あの子、もう二度としないって誓いだけで釈放されたのよ!」
「金の力だろうな」
仕事を終えた拷問者にとって、その後対象がどうなったかなどどうでもいい話だ
「こんな世の中……」
「その判断を下したのはお前の父親だろう。
裏金は確かに犯罪だが、拷問なんて非合法な手段に訴えたお前がそれを責めるのか?」
トーチャーは綺梨の目の前に立ち、彼女を見下ろした
顔を近付ければ、その長い髪が彼女の頬を撫でる