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TORTURE −対女性拷問者−
第5章 許されざる拷問具



「あっ、あ〜……」



保健の教科書で見た覚えがある



「……を、どうするの?」

「……取り敢えず刺激すればいいんだ」



面倒くさくなったのか、トーチャーは適当にあしらう



「刺激……って、え!?」

「何だ、今頃気付いたのか」



驚く綺梨に、男はにやりと笑った



「そう、お前には普段俺がやっていることをやってもらう」

「そんな……」

「心配するな。質問は俺がするから」



“そういう問題じゃないんですけど!”



心の中で文句を言ったが、後の祭りだ



「わ、私が……これを……」



見るからに凶悪そうなバイブを手に取る



「無理よ! そんな赤ん坊みたいなお、女になんて!」

「なんですって!」



女二人の間に火花が散る



「ああ……本当は口や素手だけでやってくれると尚いいんだが……」



その真ん中でトーチャーはわざと呟いた



「い、嫌よ!」



女は叫び、綺梨もさすがに即答は出来ない



“でも……ここまできて羞恥心なんてないわ!”



自分を奮い立たせ−−−



「やるわ」



静かに言い放った



「フッ……決まりだな」



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