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TORTURE −対女性拷問者−
第6章 禁じられた遊び
「あぁっ……姉さん…姉さん!」
「透の…っ……入って…きもちいのォ!」
姉弟は、姉弟でありながら激しく交わる
そして、その嬌声を部屋中に響かせていた−−−
“さて……お姫様の部屋はどこだったかな”
麗夜は綺梨を抱えたまま城の中を歩いていた
“パーティーの為か……警備が薄くて助かる”
誰もいない廊下を歩きながら、そんなことを考えていた時−−−
「アッ……透! もっと! もっと突いてぇ!」
「ふふ……こんなに熱くなって…僕のモノ…っ……締め付けてるよ」
すぐ近くの部屋から、男女の交わる音が聞こえてくる
見渡せば、少し開いて明かりの漏れ出したドア
「あぁあ……ナカ…出すよっ」
“男でもあんな声を出すのか”
トーチャーは職業柄か、その様子を冷め切った目で見ていた
「私もっ……ふぁあッ……イッ…イック…ゥ!!」
「あ……姉さん!」
“!?”
二人の身体が激しく波打ち、同時に達したのだと分かる
“姉弟……か?”
そのことに気付いた彼は、必死に嗤いをこらえた
“クッ……俺のように選ぶことも出来ず罪を背負わされる奴もいれば、ああして自ら罪を犯す者がいる……本当に人間は面白い”