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触手回廊
第4章 獣
大気を読む。

空気中に自分の魔力を漂わせ、その拡散した範囲を把握することで洞窟の構造を把握する。
洞窟は、カーブを描いていた。魔力が行き渡らない程広く、複雑に入り組んでいる。
それに、ちらほら動く影も確認できた。

(…まずは)

ウィンは歩き始める。
目が覚めたらアクアがおらず、おそらくフレアもこの中にいる。2人をを捜さなければならない。
人型の影はいくつかあったが、殆どが形に違和感があった。
一番近い物に向けて、洞窟の中を歩きだす。

(この角…)

曲がり角から、頭だけを出して先を見る。
すると、目が合った。
緑色の目が見開かれる。

「きゃっ!」

寸での所で首を引っ込める。
危うく頭を掴まれそうになった。
リザードマンが襲い掛かってくる。
ウィンは風の刄を纏い、ステップを踏んで距離をとる。
リザードマンの腕がのびるたびに、舞うように身を躱し、身に纏った風の刄でダメージを与えていく。
当たらない、確信がある。蓄積していくダメージは、微々たる物だ。微々たる物だが、確実に、ほんの少しづつリザードマンを蝕んでいく。
リザードマンの腕は、ウィンには届かない。
躱しながら、リザードマンが諦めるのを待つ。
数分の後、リザードマンは諦めたようだった。
風の刄を解除し、ウィンは探索を再開する。
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