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触手回廊
第4章 獣
しばらく歩き回り、幾つかの人型の影を回った。
だが、それらはいずれもリザードマンや人狼等で、人間には会えなかった。
出会った彼らは例外なく襲い掛かって来て、例外なく撃退されていたが、ウィンはその過程に違和感を覚えていた。
彼らはどんなに激しく襲い掛かって来ても、敵意や殺意が微塵もなかった。
どういう事だろう…
少し疲れたので、休憩がてら腰を下ろし、思案する。
ここは植物(?)の中である。
根拠はないが、周囲の壁や床を作っているのが蔦であり、それらが触手を連想させる色形をしている。それに、チューリップの中を落ちた記憶がある……気がする。
記憶があいまいではっきりしないところもあるが、おそらくは落ちただろう。
だからそう仮定した。
チューリップは大地から直接生えていて、下にこんな空間があるようには見えなかった。つまり、ここは地中という事になる。
根っこか何かの中だろうか?
根っこの中に空間がある事がおかしい気もしてしまうが、それ以外には答えもない気がする。
ならば、なぜこの空間が必要なのか?
ウィンの知識では、根っことは、植物が地中から養分や水分を吸収するための機関だ。
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