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触手回廊
第4章 獣
ウィンの膣口に触手が当たる。
パンツの感覚は、無かった。
ここで入って来たら、周りの獣達もウィンに襲い掛かるだろう。
ウィンが襲われた時に感じたのは、敵意ではなく性欲だったのだ、と、ようやく納得する。
ウィンは無駄だと解っていながらも、抵抗せずにはいられなかった。
触手が、強引にウィンの中へ侵入してくる。

「ひぁっ!!」

侵入を許した瞬間から、ウィンの膣はおかしくなった。
ただ、入ってきただけ。
それなのに、ウィンの頭は痺れてしまう。

クチュ、

触手が少しだけ動く。
頭が真っ白になる。
愛液が止まらず、触手を伝う。
ただ快感だけを訴える頭は思考を放棄し、何も考えられない。

「んっ! んぁ!」

ピストンを開始した最初の二回で、あっさりイッてしまう。
ピストンは止まらず、ウィンは休む暇もなくイカされ続けた。
ウィンの膣口からは、愛液が糸を引き、触手の床へと吸い込まれていく。
触手はさらに動きを加速させ、ウィンを責め立てる。
ふと、散々喘いでいたウィンの声が止まった。
どうやら、気を失ったらしい。
触手はそれを合図に再度、ウィンの口から侵入して、冷たい液体を流し込んだ。
ウィンが喉の異物に反応して目を覚ますと、触手が地中に撤収する。
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