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触手回廊
第2章 二人の決意
「フレア、遅いね」

机の対面に座っているアクアが呟く。
まだフレアが出かけてから一時間も立っていないのだが、アクアはフレアの事を心配していた。

「アクア、心配しすぎ。
フレアがそう簡単に負けるわけ無いよ」

2人はフレアの実力をよく知っている。
それでもアクアが心配するのには、訳があった。
昔、アクアは同じような状況で、実の兄を無くしているのだ。
アクアの兄も炎の魔術を使っており、アクアはフレアを兄と重ねて見ているのだ。

「…ねぇ、やっぱり私たちも行こうよ」

アクアは不安に耐え切れなくなったのか、ウィンにそう切り出した。

「…そうだね、その方が早くおわるし、白昼堂々盗賊は来ないだろうしね」

ウィンは椅子から立ち上がり、支度を始める。
そこへ、村の若者が走り込んできた。

「二人とも、大変だ!」

「どうしたんですか」

「今、触手植物のまわりに迂回路を作るためにみんなで見に行ってきたんだ、そしたら、これ…」

若者が握っていたのは、フレアの服の切れ端だった。

「うそ…」

「アクア、救けにいこう。フレアがそう簡単にやられるはず無い」

「…うん、そうだよね。
急ごう」

2人はフレアを救ける事を決意し、家を飛び出した。
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