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親友が襲われまして・・・・
第1章 崩壊の足音
「・・・・正解だ」

悔しげに言う教師を無視して、また窓を眺めはじめる美恵。


桜はすっかり散り、青葉が芽をだしはじめていた。

次、桜を見る頃には卒業。

うっすらと考えながら何となく遙を見た。

彼女は親指を立て美恵に「よくやった」と合図している。

苦笑いしながら控えめに遙に手を振った。









「今日は六時に部活終わるから・・・・」

「わかった。そのとき体育館に行く」

放課後、遙と美恵は少しだけ会話し、別れていった。


遙はバスケットボール部のキャプテンで、誰からも慕われている。

一方、美恵は屋上に上って時間を潰す。
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