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親友が襲われまして・・・・
第12章 妖魔の日曜日

覆いかぶさった彼の体が重い。
熱が篭っているのはわかったが、もはやそれが彼のものか彼女のものかわからなかった。
「そうか…じゃあ」
今まで優しく抱き込むように髪を撫でていた彼の左手が、ゆっくりと彼女の胸元のリボンに向かった。
「お前の負け、だな」
しゅるしゅると微かに衣服が擦れる音がする。
ただ、美恵は彼の言葉で僅かに酔いから覚めていた。
相変わらず疼きは止まないが。
…負け…?
「お前は俺を、愛してしまったな。俺はお前に飽きた事など無かったのに」
ドクン、ドクンと鼓動が速くなる。
「番犬は可愛い可愛い俺のペットに収まったな。さて、お前の姫をどうしようか」
ブラウスのボタンが1つ1つ外されていく。
ピンクの照明。両手の拘束。
全ての存在が遠くなってーー
頭の中に、遥の顔がくっきりと浮かんだ。
熱が篭っているのはわかったが、もはやそれが彼のものか彼女のものかわからなかった。
「そうか…じゃあ」
今まで優しく抱き込むように髪を撫でていた彼の左手が、ゆっくりと彼女の胸元のリボンに向かった。
「お前の負け、だな」
しゅるしゅると微かに衣服が擦れる音がする。
ただ、美恵は彼の言葉で僅かに酔いから覚めていた。
相変わらず疼きは止まないが。
…負け…?
「お前は俺を、愛してしまったな。俺はお前に飽きた事など無かったのに」
ドクン、ドクンと鼓動が速くなる。
「番犬は可愛い可愛い俺のペットに収まったな。さて、お前の姫をどうしようか」
ブラウスのボタンが1つ1つ外されていく。
ピンクの照明。両手の拘束。
全ての存在が遠くなってーー
頭の中に、遥の顔がくっきりと浮かんだ。

