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親友が襲われまして・・・・
第12章 妖魔の日曜日

…遥。ごめん、何か、駄目だったかもしれない。
そうだよね、おかしいよね。こいつの手下は、こいつは、遥に酷いことをしたのに。
そんな奴を信じて…私少し浮かれてたのかも。
昨日、守れなかったのも…浮かれてたせい、なのかな。
でもね、信じたいって思ったんだ。
この男のこと、信じたいって…。
ふふ、馬鹿だよね。全部嘘…だったみたい。
『愛している』
こんなときに頭で反響するのがこいつの言葉なんて…
嘘だった。全て…
う、そ
「……!!」
「………み、見るな」
手で顔を覆おうとしても、ただ厄介な手枷が邪魔をするだけだった。
あぁ、弱点ばっか晒してどうするんだ。くそ。クソ。
「…悪かった」
…なんで、抱きしめるんだよ。
「お前を見てると、駄目だ。つい苛めたくなる」
「もう」
「泣くな」
そうだよね、おかしいよね。こいつの手下は、こいつは、遥に酷いことをしたのに。
そんな奴を信じて…私少し浮かれてたのかも。
昨日、守れなかったのも…浮かれてたせい、なのかな。
でもね、信じたいって思ったんだ。
この男のこと、信じたいって…。
ふふ、馬鹿だよね。全部嘘…だったみたい。
『愛している』
こんなときに頭で反響するのがこいつの言葉なんて…
嘘だった。全て…
う、そ
「……!!」
「………み、見るな」
手で顔を覆おうとしても、ただ厄介な手枷が邪魔をするだけだった。
あぁ、弱点ばっか晒してどうするんだ。くそ。クソ。
「…悪かった」
…なんで、抱きしめるんだよ。
「お前を見てると、駄目だ。つい苛めたくなる」
「もう」
「泣くな」

