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親友が襲われまして・・・・
第4章 敵に抱かれる夜
その一時間後。


豊の精子をたっぷりと注がれた腹を美恵はただ、見つめていた。


豊は床に足をつけ、自分の服を着ながら言った。

「・・・手足も自由になったことだし、逃げると思ったんだがな」

美恵は解放された手首を手で擦りながら、冷たく彼を見上げた。


「まだ肝心なものをもらって、ない」

「・・・・何だ?」


彼女は片手で握り拳をつくり、勢いよく豊の顔につきだした。

「てめぇの血とか?」


拳は彼の顔を殴ることもなく、顔の前で止められていた。

そしてゆっくりと手はさげられた。



「遙の為に、あんたの遊び道具になってやる。子供?・・・上等だよ。あの子の心からの笑顔を見られるなら」


豊のかなり近い距離でそう強い口調で美恵は言い、扉の方へ歩いていこうとした。

が、豊に肩を掴まれ、扉に美恵は押し付けられる。


「ここ、無防備すぎるだろう?」

彼女は制服を着ているものの、サラシは奪われたままだ。

大きく膨らんだ胸を、彼は躊躇なく掴む。


「じゃあ返せよ」

「嫌だな。アレではヤりにくい」

「・・・・」

「だからプレゼントを用意あげよう」
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