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続・捨て犬
第8章 俺も、舐めてぇ
それから
薬を飲ませてエミを寝かせ
俺は
ひとりで風呂に入った
なんだか
静かで広く感じる風呂が
寂しくてたまらない
エミが
家にいないわけじゃないのに
よく笑顔を見せるようになった
エミの元気がない
というだけで
こんなにも
寂しいものなのか・・・
なんだか間が持たなくて
俺はさっさと
風呂から上がって
煙草に火をつけた
よく眠ってる
エミの寝顔をみながら
ゆっくりと吸う煙草が
なんだか
うまい
ふと
エミの荷物を
片づけてある場所に
目をやると
そこに
新しい本が
しまってあった
静かに本を抜き取り
パラパラとめくると
所々に
折り目がついていて
どうしても
そのページに目が行く
ほんとに
楽しみにしてたんだな・・
その本は
弁当作りの
料理本だった
また静かに
元の位置へ本を戻し
この本は
見なかったことにしよう
と思った
エミが作った
弁当のふたを開けた瞬間に
はじめて見たように
驚いた顔をしてやろう
エミの
笑顔を見るために
薬を飲ませてエミを寝かせ
俺は
ひとりで風呂に入った
なんだか
静かで広く感じる風呂が
寂しくてたまらない
エミが
家にいないわけじゃないのに
よく笑顔を見せるようになった
エミの元気がない
というだけで
こんなにも
寂しいものなのか・・・
なんだか間が持たなくて
俺はさっさと
風呂から上がって
煙草に火をつけた
よく眠ってる
エミの寝顔をみながら
ゆっくりと吸う煙草が
なんだか
うまい
ふと
エミの荷物を
片づけてある場所に
目をやると
そこに
新しい本が
しまってあった
静かに本を抜き取り
パラパラとめくると
所々に
折り目がついていて
どうしても
そのページに目が行く
ほんとに
楽しみにしてたんだな・・
その本は
弁当作りの
料理本だった
また静かに
元の位置へ本を戻し
この本は
見なかったことにしよう
と思った
エミが作った
弁当のふたを開けた瞬間に
はじめて見たように
驚いた顔をしてやろう
エミの
笑顔を見るために