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続・捨て犬
第16章 いくつ?


結婚式の翌日



俺とエミは
萩原のパン屋へ
向かっている。


久保木さんに
会うためだ。

あ、もう
久保木さんじゃ
ねーけど。



エミのために
もらったブーケを
長持ちさせてやりたくて
俺は今朝
久保木さんに
相談の電話を入れたんだ

すると
そのブーケを
ずっと枯らせないまま
加工する
なんてことが
できるらしい

久保木さんの知人で
安くやってくれる人を
知ってるから
とにかく早く
ブーケを届けて欲しい

とのこと。



「よかったな、エミ
ずっと
枯らさないで
飾っとけるらしいぞ」


「うん
よかった・・」


ホッとしたような
ちょっと
ワクワクしてるような
エミは
子供のようで
可愛い

幼く見えるけど

もう
19歳なんだよな・・



子供のころの
栄養不足からか
結局エミは
小さいままで
ほっそりしている

そのせいか
どう見ても
高校生くらいにしか
見えない


大人と会話をするようになって
しゃべりは
大人びてきたものの
自信がないのか
口数は少ないまんまなんだ







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