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続・捨て犬
第18章 最終章②・・・カフェ

「ここからが問題って・・」
「ここまではもう問題ねーだろ?
かぁちゃんもエミちゃんが
二十代とかおかしいと思ってたじゃねーか。
実家にも帰らないから
親と何かあったんだろうって
思ってたろ?」
「それはそうだけど
家出してたなんて・・」
おばさんは
複雑な顔で湯呑を握りしめた
「カズマを攻めるなよな。
エミちゃんはコイツに救われたんだから。
カズマが帰したくねぇんじゃなくて
帰りたくないのは
エミちゃん本人なんだから。
帰ったところでエミちゃんは
生地獄なんだとよ」
「そんな・・
でも虐待って・・」
想像もつかない
エミの生い立ちに
おばさんの表情は曇っていた
「おばさん・・覚えてますか?
エミが指を切った時のこと」
「えぇ覚えてるわよ
あの時はエミちゃん
ブルブル震えがとまらなくて・・」
「それなんです」
「え?」
「父親に虐待されて
血を流したことを思い出して
震えてたんです
今でも
夢とか見るみたいで・・・
夜中に
泣いてたり
震えてたり・・するんです」
「・・・・・」
「ここまではもう問題ねーだろ?
かぁちゃんもエミちゃんが
二十代とかおかしいと思ってたじゃねーか。
実家にも帰らないから
親と何かあったんだろうって
思ってたろ?」
「それはそうだけど
家出してたなんて・・」
おばさんは
複雑な顔で湯呑を握りしめた
「カズマを攻めるなよな。
エミちゃんはコイツに救われたんだから。
カズマが帰したくねぇんじゃなくて
帰りたくないのは
エミちゃん本人なんだから。
帰ったところでエミちゃんは
生地獄なんだとよ」
「そんな・・
でも虐待って・・」
想像もつかない
エミの生い立ちに
おばさんの表情は曇っていた
「おばさん・・覚えてますか?
エミが指を切った時のこと」
「えぇ覚えてるわよ
あの時はエミちゃん
ブルブル震えがとまらなくて・・」
「それなんです」
「え?」
「父親に虐待されて
血を流したことを思い出して
震えてたんです
今でも
夢とか見るみたいで・・・
夜中に
泣いてたり
震えてたり・・するんです」
「・・・・・」

