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花籠屋敷
第2章 身体試し
屋敷の生活を初めて3日が過ぎた。仕事は思いのほか忙しい…メイドとしての働きでてんてこ舞いだ… また、支給された紫色の袴にも慣れない…化粧をして女性の格好をする自分の姿は不思議だ…
野菊から聞いた話によると、娼婦として働く時はお客から指名を受ける時だけで、こちらから勧める事は無いという…
つまり、目を付けられないようにお客にあまり接近しなければ良い。印象に残らないように気配を消して。
そう、分かってからは裏方の仕事を率先して覚えた。裏方の仕事で役に立てれば、表に出る確率が減る。
身長が高いので調理場や掃除では、良く頼りにされた。自分が男だと知っているのは、今の所野菊と時宗のみのようだった…

楽観していた桔梗だが、時宗の思惑が現実的であるか今になって思い知らされるのであった…

目覚めると桔梗は裸のまま鎖に両手を繋がれ上に腕を吊るされる形になっていた…
御丁寧に、足首も鎖を繋ぎ足を自由に出来ないようにされている。

「仕事にも慣れてきた所だろう?そろそろ娼婦の仕込みも始めよう。顔の痣も治ってきたし。化粧もすれば隠せるだろうから」

そういって、明かりの差す階段から時宗が降りてきた。湿り気や暗さから、どうやら地下らしい。時宗はいつものスーツでは無く畑仕事用の粗末な衣服を着ている。
後ろに居るのは野菊だ…

「野菊、まず中を綺麗にしよう。お湯を入れてあげなさい」

お湯?内容が掴めない桔梗を他所に野菊はお湯を溜めたバケツを近づけると手袋をした。そのまま菊座に油を塗っていく…
慣れない感触に思わず力が入る
ヌルヌルと菊座表面を指が滑っていく…
「んっ…気持ち悪い……」
野菊はその声を気にかけず指を菊座に差し込んだ…指に纏った油が菊座から摩擦を奪いどれだけ力を込めても容赦無く指が中を犯した
「あっ…っつ…痛いよ…野菊」
「桔梗、我慢して…」
何度か挿入を繰り返すと指は呆気なく抜かれた。気を緩める桔梗に、今度はポンプの先端が差し込まれる…
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