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Cross roads
第3章 Cross road 3
「え⁉︎ちょっと、すごいカッコいいじゃない⁉︎あの、芸能人に似てる!誰だっけ、名前が出てこない!あの、お父さんがハリウッド俳優の!」
「誰?」
一気にテンションが上がった私に、祥悟くんが冷静に聞いてくる。
「ん〜、ココまで出てるのにぃ!」
ど忘れした名前でモヤモヤして、喉の辺りがむず痒い気がする。
「…ってか、沙織ちゃん、こういう顔スキなの…?」
「え?」
「俺とは全然タイプ違う…」
「何言ってるの、祥悟くん…彼として好きなタイプとカッコいいと思う芸能人はまた別でしょう?そもそも祥悟くんがカッコいいコだって言ったんじゃない⁉︎」
「そうだけど…沙織ちゃんが他の男褒めるのなんかイヤ」
「何子供みたいなこと言ってんの?祥悟くんだって可愛いと思う女優さんとか居るでしょ?好きな芸能人と私、似てる?」
「…似てない…」
「でしょ?何変なヤキモチ焼いてんの、…」
馬鹿らしい、という言葉は辛うじて飲み込んだ。
祥悟くんは、マメで、繊細で、きゅんとする事も多いんだけど、時々ちょっと面倒くさい。
「誰?」
一気にテンションが上がった私に、祥悟くんが冷静に聞いてくる。
「ん〜、ココまで出てるのにぃ!」
ど忘れした名前でモヤモヤして、喉の辺りがむず痒い気がする。
「…ってか、沙織ちゃん、こういう顔スキなの…?」
「え?」
「俺とは全然タイプ違う…」
「何言ってるの、祥悟くん…彼として好きなタイプとカッコいいと思う芸能人はまた別でしょう?そもそも祥悟くんがカッコいいコだって言ったんじゃない⁉︎」
「そうだけど…沙織ちゃんが他の男褒めるのなんかイヤ」
「何子供みたいなこと言ってんの?祥悟くんだって可愛いと思う女優さんとか居るでしょ?好きな芸能人と私、似てる?」
「…似てない…」
「でしょ?何変なヤキモチ焼いてんの、…」
馬鹿らしい、という言葉は辛うじて飲み込んだ。
祥悟くんは、マメで、繊細で、きゅんとする事も多いんだけど、時々ちょっと面倒くさい。