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Cross roads
第3章 Cross road 3
「私の彼の後輩なんです。26歳だそうで、田嶋さんならひとつ違いだし、バランスいいかなーと思って。」

「そうねぇ…お似合いじゃない?」

あら、そこは食いついて来ないんだ。
ま、歳下すぎるもんね。

「さすがにひと回り下は、ねぇ…」

とポツリと呟いた。
その前に彼氏いるんでしょうが…
当の田嶋さんは、目の下を僅かに染めて、じっと写真に見入っている。

「どう?会ってみる気になった?」

「こ、こんなカッコいいのに、本当に彼女居ないんですか?私なんて相手にされないんじゃ…遊びとかは私、嫌なんですけど…」

「その点は大丈夫だと思うけど…私も実際会ったことないから…彼からは真面目でいいコだって聞いてるけど?お見合いみたいなのも何だし、最初はダブルデートなんてどう?」

「わ、私が行ったらガッカリされないでしょうか?私の写真送った方がいいですか?会ってからこんなブスイヤだって思われたら嫌なんですけど…」

「田嶋さんなら大丈夫だよ。十分可愛いって。でも写真あると相手も安心かもね。今から撮る?」

「あ、あの、メイク直してくるんで、ちょっと待ってください‼︎」

残り少ないお昼休み、田嶋さんがバタバタとお手洗いに走っていく。
田嶋さんは可愛いから、大丈夫だと思うけどね。

5分後、田嶋さんが帰ってきて、チークなんていらないくらいピンクに染まったほっぺの田嶋さんの写真を撮って祥悟くんに送る。
初々しいなぁ。
もう25歳なのに。
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