この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Cross roads
第6章 Cross road 6
「お前、同棲してた彼女が居たんじゃなかったのか?」

親父が驚いて目を見開く。

「そんなん居ないよ。家に帰らなかったのは、ダチの家とか、その場限りの付き合いでホテルに泊まったりしてた。説明が面倒だから彼女の家に転がり込んでるって言ってただけだよ。一緒に住むほど長続きしたことない…」

親父が沈痛な面持ちでかぶりを振る。

「私は…本当に言葉を額面通りにしか受け取れない、気の利かない男だな…妻の寂しさも、子供の言葉の裏も汲んでやれない…」

「…けど、ようやく向き合えそうなコと出会えた。今、そのコといて幸せだって思えるから。あんたらみたいな出来の悪い親も許してやるよ。反面教師にはなりそうだしな。」

冷めたランチの残りを無言でかき込み、俺は席を立つ。

「ごっそさん。もう行くわ。彼女待たせてるから。」
/74ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ