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桃色フラストレーション
第20章 台風の目 - 1
「やー、俺なんも考えないで来たけど、来るとき電車動いててよかったなー」
バスルームから備え付けのガウン姿で髪を拭きながら出て来た高崎くんに、ドキッとさせられる。
「ひどいなこの被害……うわっ、川あぶねっ!」
彼の方は、テレビの報道に夢中な様子で見入っている。
「俺達は雨風しのげるこの部屋でダラダラしよ~ぜ~。食ったらまた眠くなってきた……」
「うん、高崎くんはとにかくゆっくり眠ってよ。寝不足溜まってるんだろうし」
「だよなー。桃井は?退屈じゃない?」
「私も二度寝しようかなー。なんか昨夜服着たまま寝たからリラックス度が足りなかった……私もそれに着替えるね」
同じガウンに着替え、部屋に戻ると、彼はもうベッドに横になっていた。テレビと灯りを消して、一緒にシーツにくるまる。
「おやすみ~」
本当に赤ちゃんのように甘えて、また胸元に顔を埋める彼。
「んー……、外の雨音……、すげぇな。うるさいな……」
「……眠れない?」
「いや……、たぶん大丈夫だけど」
目を閉じて眠ろうとしている様子の彼の頭を撫でて、しばらく経った。私も雨音が気になって、眠いのに眠れない。ふと、高崎くんが呟いた。
「んー……、ちょっとヤバいな」
「どうしたの?何?」
「いや、その……なんでもない、おやすみっ」
焦った様子で背を向けてしまった彼の不可解な行動が気になって、私も寝付けない。しつこいかなと思いながらも背中を叩いて聞いてみた。
「ねぇ、本当に何でもない?どうしたの?」
「いや、その……、さ」
背を向けたままの彼が喋り始める。
「溜まってるの寝不足だけじゃなかったって言うか……、ん……」
「え……?」
「久々に眠れて食えたら、あそこも元気になったみたいで……」
「あ……」
「つまり、久々に勃ってきた」
「あっ……そういう……!?」
ちょっと待ってそれは予定外。
バスルームから備え付けのガウン姿で髪を拭きながら出て来た高崎くんに、ドキッとさせられる。
「ひどいなこの被害……うわっ、川あぶねっ!」
彼の方は、テレビの報道に夢中な様子で見入っている。
「俺達は雨風しのげるこの部屋でダラダラしよ~ぜ~。食ったらまた眠くなってきた……」
「うん、高崎くんはとにかくゆっくり眠ってよ。寝不足溜まってるんだろうし」
「だよなー。桃井は?退屈じゃない?」
「私も二度寝しようかなー。なんか昨夜服着たまま寝たからリラックス度が足りなかった……私もそれに着替えるね」
同じガウンに着替え、部屋に戻ると、彼はもうベッドに横になっていた。テレビと灯りを消して、一緒にシーツにくるまる。
「おやすみ~」
本当に赤ちゃんのように甘えて、また胸元に顔を埋める彼。
「んー……、外の雨音……、すげぇな。うるさいな……」
「……眠れない?」
「いや……、たぶん大丈夫だけど」
目を閉じて眠ろうとしている様子の彼の頭を撫でて、しばらく経った。私も雨音が気になって、眠いのに眠れない。ふと、高崎くんが呟いた。
「んー……、ちょっとヤバいな」
「どうしたの?何?」
「いや、その……なんでもない、おやすみっ」
焦った様子で背を向けてしまった彼の不可解な行動が気になって、私も寝付けない。しつこいかなと思いながらも背中を叩いて聞いてみた。
「ねぇ、本当に何でもない?どうしたの?」
「いや、その……、さ」
背を向けたままの彼が喋り始める。
「溜まってるの寝不足だけじゃなかったって言うか……、ん……」
「え……?」
「久々に眠れて食えたら、あそこも元気になったみたいで……」
「あ……」
「つまり、久々に勃ってきた」
「あっ……そういう……!?」
ちょっと待ってそれは予定外。