この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桃色フラストレーション
第20章 台風の目 - 1
「やー、俺なんも考えないで来たけど、来るとき電車動いててよかったなー」
バスルームから備え付けのガウン姿で髪を拭きながら出て来た高崎くんに、ドキッとさせられる。
「ひどいなこの被害……うわっ、川あぶねっ!」
彼の方は、テレビの報道に夢中な様子で見入っている。
「俺達は雨風しのげるこの部屋でダラダラしよ~ぜ~。食ったらまた眠くなってきた……」
「うん、高崎くんはとにかくゆっくり眠ってよ。寝不足溜まってるんだろうし」
「だよなー。桃井は?退屈じゃない?」
「私も二度寝しようかなー。なんか昨夜服着たまま寝たからリラックス度が足りなかった……私もそれに着替えるね」
同じガウンに着替え、部屋に戻ると、彼はもうベッドに横になっていた。テレビと灯りを消して、一緒にシーツにくるまる。

「おやすみ~」
本当に赤ちゃんのように甘えて、また胸元に顔を埋める彼。
「んー……、外の雨音……、すげぇな。うるさいな……」
「……眠れない?」
「いや……、たぶん大丈夫だけど」
目を閉じて眠ろうとしている様子の彼の頭を撫でて、しばらく経った。私も雨音が気になって、眠いのに眠れない。ふと、高崎くんが呟いた。
「んー……、ちょっとヤバいな」
「どうしたの?何?」
「いや、その……なんでもない、おやすみっ」
焦った様子で背を向けてしまった彼の不可解な行動が気になって、私も寝付けない。しつこいかなと思いながらも背中を叩いて聞いてみた。
「ねぇ、本当に何でもない?どうしたの?」
「いや、その……、さ」
背を向けたままの彼が喋り始める。
「溜まってるの寝不足だけじゃなかったって言うか……、ん……」
「え……?」
「久々に眠れて食えたら、あそこも元気になったみたいで……」
「あ……」


「つまり、久々に勃ってきた」

「あっ……そういう……!?」
ちょっと待ってそれは予定外。
/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ