この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桃色フラストレーション
第22章 台風一過
日曜の朝。目覚めると高崎くんはもう身支度を終え、ガウンじゃなく服を着ていた。
「おはよう。朝食行こう」
「ん……おはよ」
朝食は9時まで、今時計の針は7時半。チェックアウトは10時。ここにふたりで居られるのも、残り僅かな時間。互いにそれを口にはしないものの、別れが近付いている暗黙の空気が流れていく。気怠い中着替えをしてビュッフェ会場へ向かい、他愛もない会話をしながら朝食を食べて部屋に戻ると、8時半。いよいよ彼が終わりに近付いていることを口にした。
「……チェックアウト10時……、だよな」
「うん」
「あと1時間半か……」
名残惜しそうな言い方。私だってそうだけど、どうしようもない。
「そうだね」
「そしたらその後すぐ電車乗って戻るかな……。タイミング逃したらダラダラしちゃいそうだし」
「うん……。私も帰って洗濯しなきゃ。明日からまた仕事だし」
お化粧しようとドレッサーの前に向かった時、高崎くんが深く溜息をつき、後ろからしがみつくように抱きついてきた。
「きゃっ!?」
「桃井……最後にもう一回……」
「えっ、だって時間が……あっ……!」
背後から耳元で囁かれたかと思ったら、服をたくし上げて彼の手がブラの中に滑り込んでくるまで、あっという間だった。押さえつけるように抱き締めながら、指先が尖端を捕らえる。
「んっ……ねぇ、もう服着たんだから……っ」
「着たままでいいから……もう一回ヤりたい……っ」
スカートを捲って股間に伸びた手がストッキングの上から核心に触れると、その少し乱暴なやり方に昂ぶり始めてしまっている私がいた。
「あ……やぁっ……!」
「おはよう。朝食行こう」
「ん……おはよ」
朝食は9時まで、今時計の針は7時半。チェックアウトは10時。ここにふたりで居られるのも、残り僅かな時間。互いにそれを口にはしないものの、別れが近付いている暗黙の空気が流れていく。気怠い中着替えをしてビュッフェ会場へ向かい、他愛もない会話をしながら朝食を食べて部屋に戻ると、8時半。いよいよ彼が終わりに近付いていることを口にした。
「……チェックアウト10時……、だよな」
「うん」
「あと1時間半か……」
名残惜しそうな言い方。私だってそうだけど、どうしようもない。
「そうだね」
「そしたらその後すぐ電車乗って戻るかな……。タイミング逃したらダラダラしちゃいそうだし」
「うん……。私も帰って洗濯しなきゃ。明日からまた仕事だし」
お化粧しようとドレッサーの前に向かった時、高崎くんが深く溜息をつき、後ろからしがみつくように抱きついてきた。
「きゃっ!?」
「桃井……最後にもう一回……」
「えっ、だって時間が……あっ……!」
背後から耳元で囁かれたかと思ったら、服をたくし上げて彼の手がブラの中に滑り込んでくるまで、あっという間だった。押さえつけるように抱き締めながら、指先が尖端を捕らえる。
「んっ……ねぇ、もう服着たんだから……っ」
「着たままでいいから……もう一回ヤりたい……っ」
スカートを捲って股間に伸びた手がストッキングの上から核心に触れると、その少し乱暴なやり方に昂ぶり始めてしまっている私がいた。
「あ……やぁっ……!」