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桃色フラストレーション
第11章 予想通りの事と、予想外の事
「もしもし?どうも、桃井千代さん。私、浜田アヤノと言います」
「……はい。あの、何故……彼の携帯を使って私に連絡をしているのですか……?」
心臓がバクバクする。聞きたくない、でも最初に聞いておかなければ……。
「うーん、ふふっ……、今ね、隣で寝てるからちょっと携帯で遊ばせてもらってたの」
隣で……寝てるって……何……!?目の前が真っ暗になる。
「澤田さんって見た目と違って随分激しいのね……。さっき寝るまでに3回もしちゃった。あ、今日が初めてじゃないんだけど」
ああ……最悪だ。いくら彼が赴任先で誰かと関係を持つ覚悟をしていたと言っても、もちろんそうなって欲しくはなかったし、それに……何なのこの電話……。

「一応言っておこうと思ってね。最初は私から仕掛けたのよ。それに彼は日本に彼女がいるからって拒んだわ。あなたのことよね」
胸がズキンと痛み、視界がどんどん狭くなる。
「でも私は久々に出会った好みストライクな彼を諦められなくて……、泥酔したところで襲っちゃったのよね……股間をナデナデして……ふふっ。そしたらあなたと間違って絡んできちゃったのよ」
切った方がいいんだろうかこの電話……と思いつつも、身体が動かない。
「千代……って呼びながらいきなりすっごい激しく迫ってきたから、黙って応じて、私から挿れさせてもらっちゃったの。すっごい大きいのよねぇ彼のって!ふふふ」
「……話はそれだけでしょうか」
「ううん、まだ聞いて。その晩は彼が最後まであなたと間違えて私を抱いてたんだけど、その日を境にね……、私を、求めてくるようになってくれたの。ちゃんとアヤノって呼びながらいっぱい愛撫して突いてくれるようになったのよ……。よっぽど私のセックスが気に入ったみたいで、あぁそれは私もなんだけどね……。今だって寝てる彼のアソコを撫でながら電話してるのよ……?んん……、ぐっすり寝てるのに勃ってきてる……可愛い」

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