この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桃色フラストレーション
第13章 暴走する純情
「俺とシてる時は確かに良くなさそうだったけど……、俺の経験不足で女の子の反応ってそんなもんかなって思ってたのもあるし、ぶっちゃけ俺も……不満だったっていうか」
「相性が悪かった……ってこと?」
「そうです。後で思えば、ですけどね。言葉じゃ言い表せないけど、夢中になって燃えられなかった……。彼女も同じだったんですよね。俺、口下手だし……あっちも自信ないし……、あんまり激しいと女の子に引かれちゃうんじゃないかとか余計なことばっか考えて自分を抑えちゃって……長続きしないでなんとなく自然消滅みたいなケースばかりで」
優しさが、控えめさが、仇になっている人なんだなぁ……。
「……だからなのかな」
「何が、ですか?」
「私……純くんが抑えてるものを解放したいって思う」
「あ……昨夜の……が、それ……ですか?」
勃ってるものを解放して出させてあげたってことが言いたいの……?昼間の電車内で、シラフで、こんな話題をしていることになんだか興奮してしまう。
「そう言われれば……それもそうなのかもしれない」
「俺も……千代さんにはなんか……そういうのを感じるのかな、……珍しく気持ちぶつけられるっていうか……って、昨夜の思いだすだけでヤバい……」
彼が落ち着かない様子で腰をもぞもぞさせた頃、目的の駅に着いた。
「相性が悪かった……ってこと?」
「そうです。後で思えば、ですけどね。言葉じゃ言い表せないけど、夢中になって燃えられなかった……。彼女も同じだったんですよね。俺、口下手だし……あっちも自信ないし……、あんまり激しいと女の子に引かれちゃうんじゃないかとか余計なことばっか考えて自分を抑えちゃって……長続きしないでなんとなく自然消滅みたいなケースばかりで」
優しさが、控えめさが、仇になっている人なんだなぁ……。
「……だからなのかな」
「何が、ですか?」
「私……純くんが抑えてるものを解放したいって思う」
「あ……昨夜の……が、それ……ですか?」
勃ってるものを解放して出させてあげたってことが言いたいの……?昼間の電車内で、シラフで、こんな話題をしていることになんだか興奮してしまう。
「そう言われれば……それもそうなのかもしれない」
「俺も……千代さんにはなんか……そういうのを感じるのかな、……珍しく気持ちぶつけられるっていうか……って、昨夜の思いだすだけでヤバい……」
彼が落ち着かない様子で腰をもぞもぞさせた頃、目的の駅に着いた。