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〇〇を教えて。。
第3章 始まっちゃったら色々あるみたい☆
理玖は2つめの缶ビールをごくごく飲み、
『うん。得じゃね?
カラコン要らねーし』




『得…………………』

目から鱗の発想だ。



少なくとも、
青い目のことで嫌な思いばかりしてきた宗一郎には「得」
という感覚は初めてだ。





『………あ。
こらっ、アルコールは禁止だろう!!
また入院したいのか』
宗一郎は理玖の手から缶ビールを奪い取る。


『アルコールは20歳になってから』
ピシャリと言い聞かせる。


『ちぇー。
んじゃほい』
理玖が手のひらを出した。


『……何だ?』


『何って今日のバイト代。
毎日帰る時に手渡しでしょ』



宗一郎はすっかり忘れていた。
『…あ、ああ。
悪い』
チェストから千円札を三枚取って理玖に渡した。

『おっ?!
やっりィ、千円増えてるな(笑)
じゃー帰るわ』
すちゃっと右手をあげて、背中を向けた理玖。
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