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〇〇を教えて。。
第3章 始まっちゃったら色々あるみたい☆
以前ヤンキー仲間のタカから聞いた優月の婚約話を思い出す。


『ヤベェ事はしてねーよな?』


そう言うと、
優月は眉を下げて顔をぐじゃぐじゃにし『………………………………ふぇ………うええぇ〜〜〜どうしよう理玖ぅー』
と号泣し始めた。



『お前………
何かしたのか?マジで危ないようなこと』

理玖は優月の細い肩を掴んだ。


優月はしゃくりあげながら、
首を横に振る。
『ちがっ……してない…………逆………』


『逆ぅ?』


『好き……だったから、
約束してっ、風俗……彼が仕切ってるお店で……
働いたら……』

『ら?』


『いづのまにが、
あたし名義になっでだ………しゃ、借金が…………………』


『いくらだよ?』


『一千まん………』


『一千万〜〜〜〜?!
お前……馬鹿!』
理玖は思わず優月の頬をペチリと叩いた。
『ヤが付いてるヤツには端から疑ってかかれよ!
散々見て来ただろーが、
関わって堕ちてった奴等を〜〜!
で、相手は?』



『い、いなぐなっだ………………
どうしよう〜〜〜もうダメだぁ〜〜〜うあああーん』

『ちょっ……
泣くな!
落ち着けって!
チッ(←舌打ち)仕方ねぇな…』


理玖は涙で濡れた優月の頬を掴んで、
赤い唇に唇を充てる。

優月は目を大きく見開いた。

そして理玖の背中に細い手首を回してしがみついた…………

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