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〇〇を教えて。。
第3章 始まっちゃったら色々あるみたい☆
『………ごめん。
泣いちゃって』
『いーけどな』
公園のベンチにて大号泣した優月を唇で黙らせたあと、
近くの安ホテルへ連れ込んだ。
埃っぽい上にベッドもチープな造り。
シン……と静まり返っている。
ぐす、ひっくと優月は泣きすぎて吃逆(しゃっくり)をしているように引きつっていた。
『………で、どうするつもりなわけ?
お前は』
『仕方ないから、
……風俗で働いて払ってく……………』
『一千万かぁ………
働いて返してけば返せない額じゃねぇんだろうけど』
天井を仰いだ。
―――後ろ楯もない、
まして〔家〕すらない俺たちにそれが可能なのか?
『お前、昔から男運悪ぃよなぁ』
優月の異性遍歴なら全て知っている。
援交すればストーカー化した爺さん(もちろん妻子・孫あり)が付きまとうわ、やっと彼氏が出来たらDVだわで優月は毎日殴られていた。
優月は見た目は小柄で大人しい印象だが気が強く、
散々殴られた挙げ句DV男の股間を思いっ切り蹴りあげて川に蹴落として警察を呼ばれたりした。