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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
『そりゃ、
真っ当なこともしてきちゃいないけどよ?
自分で作った借金くらい自分で返すよ』
『…………キミが作ったわけじゃないんだろ?』
『俺は…………
特別だから。
優月とはガキの頃からずっと一緒にいたんだ。
あいつが困ってるなら手を貸すのは当然。
話そんだけ?
悪いけど帰る』
理玖はドアを開こうと手をかける。
『待て!
理玖…………頼むから、行かないでくれ!』
宗一郎が肩を掴む。
『…………なんだよ?』
理玖は手を止め振り返った。
『オッサン、俺と何の関係もないじゃん!
もしかしてメガネのこと根に持ってんの?
掃除しただろ-、
ちゃんと………………………………………………』
理玖の言葉が止まる。
宗一郎のメガネの奥の蒼い瞳から、
涙がこぼれ落ちていた。
『どうし…たんだよ?』
理玖は宗一郎が伸ばした手を掴む。
『…………頼むから、
危険なことはしないでくれ。
無礼があるなら謝る。
だが…………身を売って金を得るなんて辞めてくれ』
『……………なんで?』
理玖はキョトンとした。
宗一郎はガクッと肩を落とす。
『キミ…………言ってることが分からないかな……』
『うん。
意味わかんねー。
風俗やめろってこと?しかわかんねーよ。
つかなんで真田さんも知ってんだ?』
宗一郎は理玖の手を掴み返し、
引っ張った。
『!!』理玖の体がふわっと浮く。
宗一郎が理玖を抱き締める。
『おっさん………?』
『僕はキミが好きなんだ。
だから、危ないことや体を売るなんてことをしてほしくない。
それだけなんだ』
宗一郎は囁く。
____自分でも、
掴みどころのない感情をきちんと言葉に表せた気がして不思議に胸がスッとする。
『………夜な夜な出て行くと聞いて、
真田さんにキミの監視を頼んだ……。
出て行く時間と帰宅する時間だけだが…………』
真っ当なこともしてきちゃいないけどよ?
自分で作った借金くらい自分で返すよ』
『…………キミが作ったわけじゃないんだろ?』
『俺は…………
特別だから。
優月とはガキの頃からずっと一緒にいたんだ。
あいつが困ってるなら手を貸すのは当然。
話そんだけ?
悪いけど帰る』
理玖はドアを開こうと手をかける。
『待て!
理玖…………頼むから、行かないでくれ!』
宗一郎が肩を掴む。
『…………なんだよ?』
理玖は手を止め振り返った。
『オッサン、俺と何の関係もないじゃん!
もしかしてメガネのこと根に持ってんの?
掃除しただろ-、
ちゃんと………………………………………………』
理玖の言葉が止まる。
宗一郎のメガネの奥の蒼い瞳から、
涙がこぼれ落ちていた。
『どうし…たんだよ?』
理玖は宗一郎が伸ばした手を掴む。
『…………頼むから、
危険なことはしないでくれ。
無礼があるなら謝る。
だが…………身を売って金を得るなんて辞めてくれ』
『……………なんで?』
理玖はキョトンとした。
宗一郎はガクッと肩を落とす。
『キミ…………言ってることが分からないかな……』
『うん。
意味わかんねー。
風俗やめろってこと?しかわかんねーよ。
つかなんで真田さんも知ってんだ?』
宗一郎は理玖の手を掴み返し、
引っ張った。
『!!』理玖の体がふわっと浮く。
宗一郎が理玖を抱き締める。
『おっさん………?』
『僕はキミが好きなんだ。
だから、危ないことや体を売るなんてことをしてほしくない。
それだけなんだ』
宗一郎は囁く。
____自分でも、
掴みどころのない感情をきちんと言葉に表せた気がして不思議に胸がスッとする。
『………夜な夜な出て行くと聞いて、
真田さんにキミの監視を頼んだ……。
出て行く時間と帰宅する時間だけだが…………』