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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
『……………………オッサン……
宗一郎……………まじで??』




『本心だ。
だからキミの大切な__優月くんとやらが苦しむのら、
僕が代わりに払いたいと思った』




『そ、宗一郎…………。
1個確認していい?』


『なんだ?』



『俺、男なんだけど…………』


『当然だ。
キミが女性だとは誰も思わない』


『いや、そうじゃなくて。
男を好きなの?』


宗一郎がハッとした。
理玖は抱き締められていて、
顔は見えない。

『…………………そうか、
そうだよな………キミは違うものな』
力が抜けていく。



sexを受け入れたからって、
理玖まで〔同じ〕とは限らない。



『……………済まない。
失礼した……………』
宗一郎はメガネを外し涙を拭った。
みっともない。




『………………嫌いじゃない』
理玖が呟く。


宗一郎がはたと理玖を見る。涙で霞んでいる。

『嫌いじゃないし、
むしろ…………女とするよりずっと気持ち良かった』
理玖は独り言を溢すように喋る。


『宗一郎を好きかっていうと、
よく分からないけど。
あの……尻に入れた時の感覚は……風俗でしたのと全く違う。
___ってか、俺もそっちなわけ?!』
理玖は混乱したらしく、
頭を抱えた。




『わかんねー…………
ひと、好きになったことなんてねぇから』

うーんと唸る理玖。

『あ。
オッサ………宗一郎、顔拭けよ』
砂原がくれたハンカチがポケットにあるのを思い出した。
ごそごそ取り出して宗一郎の頬を拭く。



メガネを外すと、
少し若く見える。
あどけないというか。

___変なやつ。
なんとか研究所で〔先生〕って呼ばれてるのに。

『ガキみてぇ。
男が泣くんじゃないっつの』

宗一郎は恥ずかしく、
されるがままになっていた。

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