この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〇〇を教えて。。
第6章 イイのになかなか☆
________________
『はあ…………
びっくりした………』
服を着た。
助手席で理玖はポカンとしている。
宗一郎は理玖をボロアパートまで送ろうと車を走らせる。
『何がだ?
まだ実感がないのか?(笑)』
『うん。
俺変になっちゃったのかな…………』
理玖には恋と変の差があまりない。
だがイマイチ自覚が足りない。
『頼むからストレス解消で女性に手を出さないでくれよ』
『ああ。
もうしない』
『………素直だな』
『だって宗一郎とするのが一番痺れる。
他のと違う。
だから他は要らね~』
これまたあっさり………
理玖は単純なのだ。
『優月くんもよく似てるな?』
照れた宗一郎は話題をずらす。
『へ?似てるか?
一緒に育ってきたからじゃねぇの?
妹みたいな姉ちゃんみたいなイトコみたいな…………居ないから分からんけど』
『キミの親は?
誰もいないのか?
家族は』
『うん。
いないよ。
どこかで母親は生きてるんだろうけど。
全く知らない』
『そうか。
僕もだ』
『____え?』
『祖父から受け継いだと言ったろう?
両親はいない。
生きているのかいないのかも不明だ』
宗一郎がクスクス笑う。
『案外あっさりと我が子を手放す人間はいるものだ』
『…………でも俺恨みとかそーいうのねぇよ』
『それは僕もだ。
一切の感情が湧かない』
『え、いっしょじゃん』
『のようだな』
『宗一郎さぁ、
偏見持ってるわけ?』
『何のだ?』
『真田さんが女医にフラれたんだって?
偏見持たれて当然だからっつってた』
『_____キミたちの会社が犯罪歴がある人間を雇っている。
それだけだ。
それに…………
真田さんもキミも優月くんも、
真っ直ぐで人間臭くていい。
以前は軽蔑していたのに、今は憧れているよ』
『はあ…………
びっくりした………』
服を着た。
助手席で理玖はポカンとしている。
宗一郎は理玖をボロアパートまで送ろうと車を走らせる。
『何がだ?
まだ実感がないのか?(笑)』
『うん。
俺変になっちゃったのかな…………』
理玖には恋と変の差があまりない。
だがイマイチ自覚が足りない。
『頼むからストレス解消で女性に手を出さないでくれよ』
『ああ。
もうしない』
『………素直だな』
『だって宗一郎とするのが一番痺れる。
他のと違う。
だから他は要らね~』
これまたあっさり………
理玖は単純なのだ。
『優月くんもよく似てるな?』
照れた宗一郎は話題をずらす。
『へ?似てるか?
一緒に育ってきたからじゃねぇの?
妹みたいな姉ちゃんみたいなイトコみたいな…………居ないから分からんけど』
『キミの親は?
誰もいないのか?
家族は』
『うん。
いないよ。
どこかで母親は生きてるんだろうけど。
全く知らない』
『そうか。
僕もだ』
『____え?』
『祖父から受け継いだと言ったろう?
両親はいない。
生きているのかいないのかも不明だ』
宗一郎がクスクス笑う。
『案外あっさりと我が子を手放す人間はいるものだ』
『…………でも俺恨みとかそーいうのねぇよ』
『それは僕もだ。
一切の感情が湧かない』
『え、いっしょじゃん』
『のようだな』
『宗一郎さぁ、
偏見持ってるわけ?』
『何のだ?』
『真田さんが女医にフラれたんだって?
偏見持たれて当然だからっつってた』
『_____キミたちの会社が犯罪歴がある人間を雇っている。
それだけだ。
それに…………
真田さんもキミも優月くんも、
真っ直ぐで人間臭くていい。
以前は軽蔑していたのに、今は憧れているよ』