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〇〇を教えて。。
第6章 イイのになかなか☆
______________
『うーーー………これだ!!』
カードをひっくり返すと、
出たのはハートの7…………


『理玖…………それは俺でも覚えてるぞ………』
真田が違うカードを返し、
ペアを作る。



___昼休み。
早めに午前中の勤務が片付き、
途中で立ち食いそばを昼食にしたあと工具を取りに社屋に戻った真田と理玖。

事務室の隅にて神経衰弱中である。



『…………うがーっ!』
腹が立った理玖は残りのカードを手でぐちゃぐちゃにした。
『こんなん考えたヤツ、バカじゃねぇの』
フンッと腕を組む。

『ああー……………せっかく5ペア取ったのに』
真田が苦笑い。



菅原建設では麻雀が禁止である(珍しい社則だ)。
何故かというと、
何年か前に社内で麻雀をしていて賭け麻雀になり借金苦になって窃盗に走った若い社員がいたからだそうで。

菅原社長が決めた。

花札もダメ。


事務室の隣の喫煙所には色褪せたトランプと、
ルービックキューブが2つある。

『エロ雑誌がありゃいいのにな~』
理玖はパイプ椅子に胡坐をかいて座った。


『経済誌あっても読みたくならんしなぁ』
真田がタバコに火を点ける。


『あ~~~真田さん、近寄って吸って?』
受動喫煙狙いの理玖。

勤務中以外は吸うが、
社長に見つかると首必須のためガマンである。


煙のお零れを貰う。

『あ-、ダメだ。
ハイチュウハイチュウ』
ポケットからハイチュウ(今度はリンゴ_紅玉_味にハマり中)を取り出して噛む。



『____はい?
____はあ、早瀬理玖は社員ですが………』
デスクに座っている砂原から自分の名前が出、
理玖は『んあ?』と首を捻った。




『はい。
____ええっ??!本人が居ますので今替わりますね、はい…………お待ち下さい。
早瀬くん!』

砂原が手招きする。


理玖は椅子から降りた。

『俺?
誰から??』

砂原は気まずそうな表情をして、口元で(シーッ)と人差し指を立てたあとひたすら手招きする。






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