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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『なあ、宗一郎!!!
さっきのtellは、ドッキリだよな?!!』

宗一郎のネクタイを掴む理玖。


宗一郎は間を置いた。
突然の出来事に驚いたが、
どうやら優月くんが亡くなったらしい。

そして、菅原社長は事前連絡を受けたが打ち合わせ中のため理玖に伝えるのが遅くなった。

菅原社長が理玖に話しているのは、
理玖が犯罪者扱いされていないと言うこと…………
理玖の疑問と、菅原社長の話しが僅かにかみ合っていない。



(亡くなった……………?!
なぜ!!)


宗一郎に戦慄が走る。

『菅原社長、
乗って下さい!!早瀬理玖と私は友人です。
乗用車のほうが速い』

『ええ?
しかし、早瀬は私の社の者だが…………』


『この道なら路肩駐車しても誰も咎めません!!
早く、
乗って下さい…………ぼ…私が送り届けますから。
真田さんとも友人なのです』


『は、真田をご存じで………??
まぁ…………では失礼して』
社長も慌てている。
後部座席に乗った。




_____理玖は、
ポカンとしていた。


何を言ってんだ?

こいつら。

さっきの電話、あれ偽警官か何かだろ?


目の周りがチカチカ光る。

頭がぐるぐると廻り、
吐き気がした。





______どこかで………

今までしてきた沢山の悪いコト。
警察に補導された時や、
少年鑑別所の鉄柵を飛び込えた時とか。看守を縛って、口にガムテを張り仲間と逃げ出した。
ああ、客引きの時に14歳だとバレて逃走した時も。

悪い経験の数々から、
どこか頭の隅っこで〔tellは本物だ〕と分かっていた。

知ってた。

警察官の独特の、あの話し方。
冷たい…他人など本当はどーでもいいという感じの。

俺は、認めなかっただけだ。


_____認めたくなかっただけ。


だって、優月に二度と逢えなくなるなんて、
あり得ないのだから__________












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