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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
渚は違和感を持った。

(……………幼なじみで、
いつも一緒にいたのに………
「借金を半分背負わせた罪悪感」なんてあるかしら?)


人の感情は分からない。


分からないけど、
それは本当の理由ではない気がした。







コンコン!!
理玖の部屋のドアがノックされた。



渚はハッとドアに振り向く。


カチャッと開き、
宗一郎が顔を出した。



真田が立ち上がる。
『先生!来てくれたんですね』


『理玖…………』
宗一郎は警察に菅原社長と理玖を連れて行ったあと後ろ髪を引かれる思いで社に戻った。仕事を終え、
駆けつけた。
菅原社長から研究所に詫びの電話があり、
詳細を聞いた。






理玖は壁に凭れたままだ。
ボーッと宗一郎を一瞥し、
無反応でまた首を戻した。



『あ。本当に藤代さんだわ』
渚は場にそぐわない間抜けな声を出した。


それもそのはず。

理玖の恋人と聞いている、かつての自分の憧れの人が目の前に居るのだから。


『……………あれっ?
えーと……………………』
宗一郎も理玖に駆け寄ろうとした脚を止めた。

どこかで見た事があるような印象の美しい女性が理玖に寄り沿っている。

『____あ!!!
ミスキャンパス』
ポンと手を叩いた。
『準ミスか?
確か、毬佳くんがミスキャンパスだったような…』



『___早瀬理玖さんの〔夜の仕事〕の仲介業をしております。
渚遥香と申します。よくお見掛けしてました、
藤代先輩』
渚遥香は宗一郎に向かって頭を下げた。



『____えっ…………
仲介業者??君が?』
ビックリした宗一郎。

渚は胸がキュッと痛む。

__なぜ、あの大学に居た人がそんな仕事を?


暗に云われたようで。



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