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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『___色々ありまして、
2年次に中退しました。
私の事を知って下さってたのですね』
渚はしかし毅然と返す。



『ああ。
毬佳くんが珍しくライバル視していからね。
彼女は周りと比較することがなかったから、
驚いた記憶があるよ。
___理玖、しっかりしなさい』
宗一郎は屈み、
理玖の頬を軽く叩いた。


『先生、帰宅してからずっとこんな様子なんだわ。
何か食べろって口に押し込んでも食べやしないし』
真田がため息を吐く。



『____真田さん?
理玖は休みはありますか?』
宗一郎は真田に訊ねる。


『あっ、はい。もちろん。
1週間休暇を取れと社長から……
コイツ、何だかんだ真面目に働いてるし』




『そうですか………
もし可能ならば、ですが。
ウチに引き取っても構いませんか?』



『へ?
先生んちに?』



宗一郎はフゥと息を吐いて床に腰を下ろした。
メガネを直す。



『療養といいますか、
一人で居るよりは場所を変えたほうが良いかと思いまして。
明日の江名くんの葬式だって、出られる状態とは思えない』
宗一郎は菅原社長から遺書の内容と江名優月の葬式予定を聞いていた。




『____あの遺書は何かおかしい』
宗一郎が呟いた。



渚はハッとする。
『わ、私も…………!
初めに湧いたのは違和感です』



宗一郎がぎょっとした表情で渚を見る。
『君も聞いてたのか?』


『あ、いえ。
先ほど真田さんからですけど』渚は顔を赤らめた。
出しゃばり過ぎたと恥じた。


『そうか………違和感か。
僕は作為的に感じたよ』
宗一郎は渚の感情など意に介さず続ける。
 

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