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〇〇を教えて。。
第1章 出会っちゃったみたい☆
『別に良いけど。
警察慣れてるし』



『…………は?
君、正気か?
社会的に排除されてしまうぞ……?』



『それも慣れてるから別に構わない。

そもそも施設出てからバイトしかしてねーし、
んな大事なモノ無いから。俺は』



唖然と口を半開きにして、藤代宗一郎は理玖を眺めている。


理玖はふと思い出した。
『あれ?
あんたおかしくないか?
受付の隣に自販機あったぞ?

何でわざわざあんな僻地の自販機に居たんだよ』




『………そっ、それはだな…………』
藤代が言葉に詰まった。



理玖は頭をポリポリ掻きつつ『蹴ったのは悪かったよ。すんませんでしたー。

それでもダメってんなら何すればいーわけ?』
と欠伸をした。
『罰として雑巾掛けやら掃除やらすればいいの?
院でしたみたいに』




『…………そうして貰おう。
週に何日か僕の部屋の掃除をしなさい』



『へ?
冗談だっつの……』


『身の回りの掃除が出来ると社会性が身に付く。
―――名案だ。
よし、この住所に今度の日曜日に来なさい。
その時に社員証を返してやる』
藤代は名刺を一枚取り出して理玖に渡した。


そして、
『では失礼する』とアパートの部屋を出て行った。




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