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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
(まぁ、そりゃあそうよね)


『良いのかねぇ?
お客さんだしねぇ………』
お婆さんは首を傾げ思案している。



すると、
玄関扉が開いて羽乃が背後をスタスタと歩いていった。



(やばい!部屋をチェックするチャンス!)
『お婆さん、ごめんなさい!
また夜に手伝いますー』

渚はダッシュした。




お婆さんはポカンとして、
『最近の若い子の考えることは分からないねぇ……』
と小部屋に戻った。





羽乃から離れ、
歩く。



107に入って行くのが見えた。


隣ではないか!



(ラッキー。
こんな薄い壁だもの…………
動向が分かりやすいわ)



渚は小さくガッツポーズを作った。





あと1時間したら、
部屋に踏み込もう。



腕時計を見ると夜7時だ。



渚はあたかも〔自分の部屋が分からない〕風にキョロキョロし、
108を見てあからさまにホッと息を吐いた。









部屋に入る。




隣を意識し、
耳を済ませる。



(こっちも無音じゃ怪しいわよね)
持って来たiPodで音楽を鳴らす。


イヤホンから音が漏れているという高さにして。



カモフラージュのために文庫本を2冊持ってきた。


パラパラと捲る。
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