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第3章 始まっちゃったら色々あるみたい☆

『あ〜〜〜あ……
痛ぇ……』



――翌週月曜日。


先週、雨天のため一旦中断していたサトナカさん宅の解体を進めている。



理玖は骨組みだけとなった屋根部分に器用にヒョイヒョイ登って、
チェーンソーで木を切断していく。



タケさんが下で木を集めトラック荷台に乗せている。


真田は下から理玖に指示を出していた。



『思いっ切り殴りやがってあのオッサン……』


そう。
―――あのあと、
バスルームにて藤代宗一郎にゲンコを喰らった。


盗もうとした酒の小瓶がバレて没収。




『ゲンコされたのなんて院（もちろん少年院の院である）の時以来だ…
あームカつく！』

ムカつきをチェーンソーに向ける。


ギュイイイ〜と大きな音を立てて木屑が下に落ちていった。