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〇〇を教えて。。
第3章 始まっちゃったら色々あるみたい☆
『え〜〜〜っ、
ガラス専用ワックスなんてあんの?』
バケツに水。乾拭き用布巾と、濡らしてOKな布巾2枚。
『………君は本当に何も知らないんだねぇ………』
『ガラスなんて割るためにあるもんだと思ってたからな〜。』
理玖は素直に言われた手順でワックスを掛けていく。
藤代宗一郎はメガネ越しにじっとその姿を見ていた。
『なー宗一郎、
これ一枚ずつ次々してけばいいの?』
『あっ…ああ、それでいい………』
宗一郎、と呼ばれてドキリとした。
―――今までの環境がそうだったのか?
理玖は一見暴力的に見えて、
取っ付き易いことが分かった。
(宗一郎…………)
ふと瑠樹が自分を呼んでいた声がリフレインして頭を横に振った。