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×アリエナイカノジョ×
第6章 ホンネの一コマ
 
「うぅぅ…ごめん…なさぁい………」

「い、いえ………」

 頭を押さえて涙目の葉山さんにドキッとした。

 ボタンが無いのか、相変わらず胸の谷間はかなり見えている。

 さっきに比べたら露出は少なくなっていた。

 それでも、ピチピチしたブラウスの下はノーブラだと思うと、未だにドキドキする。

 心無し、胸の尖端が浮き出てるようにも見えてくる。

「良い、二人ともっ。今日の事はきれーサッパリ忘れなさいっ」

「は、はいっ」

 結城さんの迫力には勝てない。

「でも、紗英ぇ………」

「後日仕切り直しよっ」

「仕切り直し…って?」

「ごちゃごちゃ言わなぁいっ」

「にぇぇぇっ」

 この結城さんに口答えするなんて、いつも葉山さんらしい。

「いったいよぉっ」

「口答えしたら…このデカいの捥ぎ取っちゃうからねっ」

 ピチピチのブラウスなのに根元から鷲掴みにした光景はとっても眼福。

「あっ。み、美穂ちゃんっ。マズいってばぁっ」

「何がよ?」

「あいたっ」

 鼻の下を伸ばした罰か、葉山さんのボタンミサイルがボクの顔を直撃した。
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