この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
×アリエナイカノジョ×
第7章 トマドイの一コマ
 
 正行を目で追っていると、水道に居た女子の傍で立ち止まった。

 ドキッとする。

 体を反転させた女子が正行と正対する。

「…紗英………」

 小柄な体型と髪型、短すぎるスカートで分かった。

 お尻が見えるか見えないかギリギリのスカートなんて紗英以外には居ない。

 話し掛けている正行を見ているとモヤモヤする。

 紗英の事を考えてと言ったのはアタシ。

 きっと、正行は何か考えがあって話し掛けた筈。

 そう思いたい。

 二人の距離が、アタシと正行が並ぶ程に近い。

 アタシなら恥ずかしくて思わず手が出そうな距離。

 ざわめく。

 心の中がモヤモヤする。

 何で正行は距離を空けない。

 何で紗英はあんなに近付く。

 何を話しているかなんて聞こえない。

 アタシが頼んだ事をしてくれていると思い込みたい。

「…ダメだ」

 分かっていても見ていられなかった。

 窓を開けた儘、教室を飛び出した。
/271ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ