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×アリエナイカノジョ×
第7章 トマドイの一コマ
 
 静かな場所を求めていたら、いつもの空き教室に着いていた。

 いつもの窓際の場所に立ち、いつも眺めていた光景を眺める。

 グラウンドに人影は無かった。

 隣にあの娘の姿も無い。

 担任の姿を見付けて、ウットリとした表情を見せていた紗英は居ない。

「はぁ………」

 何度目か分からない溜息。

 深く考えすぎなのかもしれない。

 だけど、考えずにはいられなかった。

 窓を開ければ、涼しい風が舞い込んできた。

「ふぅ………ん?」

 不意に視線を下へと向けた。

 両手をズボンのポケットに突っ込んで気怠そうに歩く、ツンツン頭の長身の生徒の姿。

 ドキッと胸が高鳴る。

 遠目に見ても分かる。

「アタシ…重症かも………」

 直ぐに正行だと分かると鼓動が速くなる。

 駄目だと分かっているのに、照れ臭くて暴力的になる。

 アタシが好意を抱いているなんて、アイツは分かってない気がする。

「あっ………」
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