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第9章 ◆ Scene01

　
　ジュルッと二本の指がナカへと呑み込まれる刺激に、紗英の背中が仰け反る。

　一気に第二関節まで埋め込まれた指から感じる肉壁の感触に、紗英は天を仰いで細かな息遣いを繰り返した。

「ﾝﾊｧｯﾝﾊｧｯ…ﾊｧｯ……おまんこ……グチョグチョぉっ………」

　最早隠語など躊躇いも無く吐き出せる程に、脳を快楽に蕩けさせていた。

　口許から唾液が垂れるのも厭わずに、ナカを掻き回す刺激に喘ぎ続ける。

　廊下で覗き見をしながらのオナニーよりも昂ぶる興奮。

　まだ明るい屋上で、脳内で無数の男達に囲まれている妄想を繰り広げている紗英の両手は、次から次へと快感で脳を痺れさせていく。

「ﾝｳｩｯ…凄い…凄い…のぉ……興奮……止まらなぁいっ」

　フェンスに背中を預けた儘、極限まで両脚を開いた尻が浮く。

　グチュグチュと淫猥な水音を奏でながら肉壁を擦る二本の指が抜き挿しするワレメを突き出すような体勢。

「指が…ﾝﾊｧｯ…出入りするおまんこ……丸見えにぃっ……んあぁっんっ」